春の終わりに - Alieson
見上げては数えてた
長い夜の光る星
目を閉じて想ってもこの声は届かない
行かないで
そう言えたなら
ひらひら陰落とし舞い散る花のように
美しく散れたらと君は独り言
私は変わらず今日も
また生きすぎてしまうのでしょう
晴れ渡る切り絵雲
私には眩しすぎて
悪戯に香る風
懐かしいような傷み
待っていて
儚くてたやすく去るる春雪のように
とどまるすべもないと君は独り言
それでも私は今日も
何度も過ぎる春