(恋のはじめの日を)
(誰かここへ)
(連れてきて)
(ほしいの…)
いつも雨降りなの
二人して待ち合わす時
顔を見合わせたわ
しみじみと楽しくて
あの恋のはじめの日を
誰かここへ連れてきて
ほしいの
あの燃える目をしていた
熱い人に
もう一度逢いたい
いつもレクイエムを
あの部室で聞かされたのね
ぎこちない手つきの
お茶にさえときめいて
なぜ思いがけない時
さめてゆくの
あんなにも愛して
まだ信じられないのよ
あなたからのつらそうな
さよなら
何も実らずに
いつも終るのね
若い涙ひとつふたつ
今はいいけど
あの恋のはじめの日を
誰かここへ連れてきて
ほしいの
あの胸のうずくような
恋をしてる人になら
わかるわ
(恋のはじめの日を)
(誰かここへ連れてきて)
(ほしいの)
恋のはじめの日を
誰かここへ連れてきて
ほしいの
(恋のはじめの日を)
(誰かここへ連れてきて)
(ほしいの)
恋の…
ひとかけらの純情10) - 南沙织
詞:有馬三恵子
曲:筒美京平